こんにちは市長です

2019年5月1日
土田市長写真

新元号「令和」に思う

 政府は4月1日、平成に代わる新元号を「令和」と決定し、発表しました。今の天皇陛下が改元政令に署名され、同日中に公布されました。4月30日の天皇陛下ご退位に伴い、皇太子さまが新天皇にご即位する5月1日の午前O時に施行されます。皇位継承前の新元号の公表は、憲政史上初のことであります。元号を改めることは、古代中国の皇帝が時も支配するとの考えから始まり、これまで天皇代替わりや慶事があったとき、天災、戦乱、疫病の流行などが起きた際に改められたのですが、明冶時代以降は、天皇一代に一つの元号とする「一世一元」制を採用しております。元号の起源が中国だったこともあり、出典か確認できる日本の元号は全て中国の古典が出典でありました。出典が「万葉集」で中国古典ではなく、国書日本古典から採用したのは、確認できるかぎり、今回が初めてとのことで、誠に喜ばしいと思います。

 政府は、元号候補名の考案を依頼する専門家数大を国文学、漢文学、日本史学、東洋史学の分野から選び、3月14日付けで正式に委嘱しました。9人の有識者により「元号に関する懇談会」を首相官邸で開いて意見を聞き、さらに衆参両院の正副議長の意見も聴取して改元政令を閣議決定したとのことです。

 令和の典拠は次の通りです。

 万葉集巻五、梅花の歌三十二首井せて序『初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風(かぜ)和(やわら)ぎ、梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は佩後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」

 安倍首相は新元号について、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味か込められている」と説明しております。

 私は、テレビを通し、新元号を聞いたとき、心静かにして厳粛な気持ちになりました。令和の持つ音の響きも良いと思いました。発展する東根市に置き換えるならば、4万8千人の市民の心を一つにして、新しい時代にひるむことなく、力強く前進しようと私なりに解釈します。

 戦後、日本は新憲法の下で、主権在民の国家となったにも関わらず、天皇が支配する世の中ではないのに、皇位継承時に改める一世一元制で天皇と結びついた元号か必要なのかという議論は承知していますが、新元号お祝いムードの中で言わずもがな。

土田正剛