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公開日:2022年03月15日
ドイツと日本の間で常識が違ってくることをいくつか紹介します。

Hallo、どうもっす、国際交流員のミヒャです!

市報の3月15日号のヘアゲホルトでは、日本に来て驚いたことを二つ紹介しました。それ以外にも皆さんにご紹介したいドイツと日本の微妙な違いがあったけど、市報の記事は1ページに収まらなければいけないので、スペースがちょっと足りませんでした。その代わりに、ここの「メアゲホルト」(ヘアゲホルトの号外編)で投稿させていただきます。

どこでもビールを飲んでいるドイツ人・ベルリン人

例えば、ドイツの交通機関の規制が日本と比べると信じられないほど緩いことはご存知でしたか?日本の電車は規制が非常に厳しく、自転車や大きい犬はもちろん持ち込めないし、電話での通話もマナー違反とされています。ドイツとは正反対の考え方です。ドイツでは、人がなるべく自由に電車に乗れるように、自転車や犬の為のチケットも一般的に売られています。そして、ドイツでは通話も日本ほど厳しい目で見られていません。よっぽ大声で話さない限り、密かに迷惑がられることもあるかもしれませんが、許されます。

実は、お酒ですら容認されているのです。夜電車に乗ると、車内には仕事からの帰宅中にビールを飲んでいる人がほぼ確実に何人かいます。そのビールのことをドイツ語で「退社時間のビール」、”Feierabendbier”(ファイヤーアベントビール)と言います。Feierabendという単語は、ドイツ語のFeiern(ファイアーン 意味:ワイワイする)とAbend(アーベント 意味:夜)からなって、「退社時間」という意味になります。その語源からいうと、退社時間は「ワイワイする夜」とイコールなのです。平日の夕方ですから、飲酒はほどほどにする必要がありますが、長い時間働いて疲れはてた夜にビール一本で疲れを癒す人は少なくありません。特にベルリンではビールを持ち歩くことがもはやトレンドとして認められ、最近はビール瓶がファッションアイテムのように扱われることさえあります。

ビール

撮影:Ketut Subiyanto (Pexels)

ドイツで買える卵は見た目が汚い

ドイツのスーパーも日本のと異なるところが多くあります。品揃えはもちろん違うし、同じ物でも微妙に違うところがあります。

例えば卵です。日本のスーパーで買える卵は、プラスチックの箱に入ってる、綺麗に洗っている卵しか見たことがありません。ドイツは全然違います。売られている箱はリサイクルされた紙からできており、中の卵もあまり綺麗じゃありません。少しだけは洗ってはいるでしょうが、買った卵に羽やどろがついていることもあります。理由は分かりませんが、プラスチックを使わないで、自然のままの卵を売った方がドイツでは受けがいいからだと思います。逆に日本では生の卵を食べることも珍しくないので、綺麗さをアピールする必要があるのではないかと思います。

egg

ドイツで買える卵は泥や羽がついていることがあります。撮影:congerdesign (pixabay)

以上、ドイツと日本の違うところについて話しました。いかがでしたか。皆さんも、外国に行って、母国と違うところに気づいた経験はありますか?

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