インゲルハイム アム ライン市の紹介
インゲルハイム アム ライン市は、国際河川であるライン川の西側にあり、「赤ワインのまち」と呼ばれるほどワインの醸造、その原料となるぶどうの生産が盛んなまちです。
多くの土地が 赤ワイン用のブドウ畑や果樹園などの農業に利用されています。かつてはヨーロッパで1番のさくらんぼの産地でした。現在もさくらんぼやりんごなど果物の生産が盛んです。
1939年の合併によって生まれた市であるため、まちの中心部 がありませんでしたが、近年市庁舎周辺に教育センターや文化会館が建設され、にぎわいの拠点が形成されています。
2019年7月には、隣の2つの町を吸収合併し、さらに面積が拡大し、人口も増えました。
先発医薬品の世界的メーカーであるベーリンガーインゲルハイム社の本社が立地していることもあり、営業税・法人税が多く、豊かなまちです。1996 年から郡庁所在地となっています。
- 連邦州:ラインラント=プファルツ州
- 群:マインツ=ビンゲン群
- 緯度経度:北緯49度58分、東経8度3分
- 面積:73.31平方キロメートル(参考)東根市の面積:206.94平方キロメートル
- 人口:35,146人(2019年7月1日現在)
- 東根市との時差:8時間(サマータイム期間中は7時間)
【赤ワインまつり】
毎年10月上旬に 「赤ワインまつり」が開催されます。市民にとっては、ワインを楽しむことが生活の一部となっており、毎年多くの人がワインを片手にパレードに参加します。
(赤ワインまつりのようす ※Foto : Stadt Ingelheim)
【農産物】
インゲルハイム アム ライン市では、さくらんぼのほかにもワイン用のブドウや西洋すもも、ホワイトアスパラガスなどの農産物の生産が盛んです。広大な大地に広がる緑豊かな果樹園は訪れる人を魅了します。
(さくらんぼ畑 ※Foto : Stadt Ingelheim)
【歴史】
インゲルハイム アム ライン市には、8世紀後半から11世紀まで、神聖ローマ皇帝の宮殿があったとされています。その歴史はカール大帝の時代までさかのぼり、当時からこの土地にあったウェスターベルグの小高い丘には豪勢な城が建設されていました。
また、1200年以上前に使用されていた硬貨「ソリドス」なども発掘されるなど、歴史的にも重要な場所であったことがわかっています。
(神聖ローマ皇帝の居城であったカイザーファルツ遺跡 ※Foto : Stadt Ingelheim)