救急救命士の病院実習にご協力を!
気管内挿管病院実習にご理解とご協力をおねがいします。
救命士は、24時間「あなたの安心と安全」を守ります。
全国では1日平均約1万5千件、約7秒に一回の割合で救急車が出動しています。これは国民の29人に1人が救急車を利用したことになります。
救急救命士は、市民の命を守る技術を身に付けるため、病院内での実習を行っています。
市民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
救急救命士は、一般の救急隊員が行う応急処置のほかに、
心肺停止状態の方に行う次の救命処置
「器具を使った気道確保」、 「除細動(電気ショック)」、 「静脈路確保(点滴)」
を救急現場で行うことができる国家資格取得者です。
救急救命士の判断で除細動が可能に
平成15年4月から除細動(電気ショック)が救急救命士の判断でできるようになりました。
山形県内では、同年4月から12月までに40人の方に除細動を行い、9人の方が1ヶ月生存した例が報告されています。
素早い除細動が可能になったことの効果であり、今後の処置範囲の拡大が期待されます。
Q、 除細動とは何ですか?
A、 国内では、毎日100人の方が、突然死亡していると言われています。その多くは心臓の筋肉が突然ケイレンを起こし、やがて心臓が停止してしまう『心室細動』が原因だとされています。
除細動は、このケイレンを電気ショックで取り除き、心臓の動きを正常にするための処置です。
気管挿管が可能に
平成16年7月から気道確保の器具に気管内チューブの使用が可能となり(気管挿管)、さまざまな症状に合わせた確実な気道確保が可能になりました。
Q.気道確保とは何ですか?
A.心肺停止状態になると、舌の根元が落ち込み、空気の通り道(気道)をふさいでしまい、息ができなくなります。これを防ぐために器具を使い、口から肺までの空気の通り道を確保することです。
Q.気管内チューブとはどんなものですか?
A.手の小指ほどの太さで、柔らかいチューブを直接気管に入れて空気を送ります。
救急救命士が実施する救急活動を高度なものにするため、医師の指導の下で、病院での実習、救急救命処置のマニュアルづくり、救急活動の症例検討、などを行っています。
気管挿管は病院での実習が必要です!
気管挿管の実施にあたっては、医療機関において事例の実習が必要となります。
この実習では、救急救命士が全身麻酔の手術の際に、医師の指導の下で実際に気管挿管を行うこととなりますので、実習に対するご理解とご協力をお願いします。
お問い合わせ
東根市消防本部
〒999-3701
山形県東根市大字東根甲7075番地25
Tel 0237-42-0134 Fax 0237-43-7138