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ドイツ流のイースター飾り

Hallo(ハロー) allerseits(アッラザイツ)! 皆さんこんにちは。

ベルリンに近く住んでいるベロニカです。

2021年のイースター(=復活祭)は4月4日の日曜日でした。今回はドイツ流のイースターの飾り方を紹介します。ドイツでは、イースターの日曜日と、翌日のイースターマンデーは祝日で、多くの人たちは家族とともに過ごします。私も久しぶりに実家に帰って、両親とおばあちゃんと一緒に週末をゆっくりと過ごしました。

春の訪れとともにやってくるイースター(=復活祭)は、ドイツ人にとって大切なキリスト教の行事です。実は、イースターという呼び名は、キリスト教が伝わる前のゲルマン神話に出てくる春の女神の名前からとったそうです。「死で終わるわけではない。永遠の命が与えられている」というキリストの喜びの教えと、全ての命が芽吹く春のお祭りがドッキングした行事と言えるでしょうか。

イースターを迎えるためのデコレーションをすると、気持ちもぐっと盛り上がります。家だけではなく、さまざまなお店やベーカリー、スーパーマーケットまでも、全てがイースターらしく飾り付けられていきます。クリスマスと同じように、イースターの前は、ワクワクしながらその到来を待つ、大切な時間なのです。

イースターの準備は、まずはレンギョウなどの花木や果樹、またヤナギの枝を切って、バケツほどもあるような大きな花瓶に活けることから始まります。イースターは春の到来を楽しむイベントなので、庭に咲いている花も楽しみます。ドイツの場合、クロッカスやチューリップ、スイセン、レンギョウ、スノードロップなどがイースターの季節らしい花です。

本格的なイースターデコレーションをするのは少し大変ですが、イースターらしいモチーフをワンポイント取り入れるだけでもOKですよ。イースターのモチーフといえば、もちろん卵、ヒツジやウサギ、ひよこなどです。例えば、バルコニーや庭で花を育てている植木鉢に、ひよこやウサギ、イースターエッグなどを模した小さな飾りを忍ばせてみたり、イースターエッグの形のチョコレートやクッキーを飾ってみたりします。庭のブッシュや木はカラフルなイースターエッグや花々、リボンなどを加えると、可愛らしい飾りのでき上がりです。紙や段ボールなどでイースターの飾りを作ってもいいですね。

最近は日本でもイースターに関する商品が増えてきていますね!

※写真:実家の南ドイツ地域で有名な、町の噴水や井戸など水がある場所をイースターエッグでデコレーションした「Osterbrunnen(オースターブルンネン=イースターの泉)」です。そして、イースター飾りの例。

ドイツ流のイースター飾り 1

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 ドイツ流のイースター飾り 3

 ドイツ流のイースター飾り 4

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