山形連携中枢都市圏について
連携中枢都市圏構想
「連携中枢都市圏構想」とは、人口減少・少子高齢社会へ向かっていく中、地域において、相当の規模と中核性を備える圏域の中心都市が近隣の市町村と連携し、コンパクト化とネットワーク化により一定の圏域人口を有し活力ある社会経済を維持するための拠点の形成を目指すものです。
連携中枢都市圏
「連携中枢都市圏」は、市町村同士が連携して経済の活性化や都市機能の強化、生活サービスの向上を図ることを目的に形成する圏域です。圏域の中心都市である山形市と近隣の市町村(本市を含め6市7町)との間で連携協約を締結し、それに基づいて連携した取組を行っております。
圏域の概要
構成市町(7市7町)
山形市(中心都市)、東根市、天童市、村山市、寒河江市、上山市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町
連携協約で定める取り組み
中心都市と近隣の市町村が連携する取組として、次の3つの役割を果たすことが求められています。この役割を果たすため、様々な連携事業を実施しています。
1.圏域全体の経済成長のけん引(企業支援、販路拡大、広域観光等)
- 企業支援、雇用の確保など
- 山形市売上増進支援センター(Y-biz)の広域活用
- 販路拡大の推進など
- 広域観光の推進など
2.高次の都市機能の集積・強化(高度医療サービス、広域公共交通等)
- 医療の充実など
- 次世代型医療用重粒子線照射装置利用のPR
- 休日及び夜間における診療体制の充実
(山形市休日夜間診療所及び山形市歯科医師会休日救急歯科診療所の広域利用)
- 広域交通ネットワークの検討など
- 地域の人材育成
3.圏域全体の生活関連機能サービスの向上(福祉、移住定住等)
(A)生活機能の強化に係る政策分野
- 福祉の充実
- 子育て支援センターの相互利用
- 子ども安全情報配信の拡大(メールマガジンサービスの実施)
- 地域振興
- その他
- 山形市消費生活支援センターの広域活用
- 備蓄物資等の情報共有
(B)結びつきやネットワーク強化に係る政策分野
- 移住定住の促進
- その他
- 山形市市民活動支援センターの広域活用
- 山形市男女共同参画センターの広域活用
(C)圏域マネジメント能力の強化に係る政策分野
このほかにも、様々な連携事業について検討を進めております。
連携中枢都市圏ビジョン(第2期)
連携中枢都市圏ビジョンとは、連携中枢都市圏形成にあたり、国の要綱により策定が義務づけられているもので、連携中枢都市圏が将来にわたり一定の圏域人口を有し、生活の質の向上や経済の維持発展を図るため、圏域内の各市町が連携する取組の方向性と内容を定めるものです。
山形連携中枢都市ビジョンでは、「誰もが安心して快適に暮らせる圏域」「ゆとりや心の豊かさにあふれた圏域」「夢と希望をもって、生き生きと暮らせる魅力ある圏域」を圏域の中長期的な将来像とし、圏域人口50万人を維持していくことを目標としています。
第1期ビジョンが令和6年度で終了するため、引き続き、連携市町との取り組みを維持・強化し、魅力ある圏域の形成を実現すべく、第2期ビジョンが策定されました。