令和7年4月 本県人口百万人割れなど
本県人口百万人割れなど
令和7年1月1日現在の本県の人口は、1,007,626人で、前月に比べ1,149人減少しました。内訳としては、自然動態で1,092人減少(出生351人、死亡1,443人)、社会動態で57人減少(県外転入799人、県外転出856人)となっています。ここ数年の本県の人口は毎年15,000人前後減少していることを考えると、今年中に百万人を割ることが確実であり、大変ショッキングなニュースであります。
これに比べ、本市の人口は47,548人で、前月に比べ50人増加しました。内訳としては、自然動態で29人減少、社会動態で79人増加となっています。人口が増加したのは、本市と河北町だけであります。なお、年間を通してみると、比較的人口が堅調に推移しているのが、本市と山形市、天童市の三市であります。
この三市に共通しているのは、働く場所があるということであります。これに加え、工夫をこらした子育て支援等を充実させていくことができれば、人口減少に歯止めがかけられるのでないかと思っております。「子育てするなら東根市」を掲げている本市としても、継続してこれまで以上の子育て支援に注力してまいりますが、山形市、天童市にも、もう一段の努力を期待すると同時に、他の市町村には交流人口の増加策などに力を入れてもらいたいと思います。
さて、3月は別れの月でもあります。3月1日に県立東桜学館高等学校の卒業式に出席しました。卒業生は皆が祝辞を述べる私に一点集中し耳を傾けており、気持ちの良いものでした。進路先も東京大学に2人進学するほか、難関大に多数合格したとのことです。
また、3月14日には市内中学校、18日には市内小学校と、それぞれ卒業式が挙行されます。精一杯、思いを込め、祝辞を述べたいと思います。(3月12日執筆)