令和7年9月 第55回ひがしね祭 北村山公立病院に医師配置
第55回ひがしね祭
北村山公立病院に医師配置
第55回ひがしね祭は今年も8月10日、11日の2日間にわたり開催されました。初日の10日は朝から雨が降ったり止んだりを繰り返す悪天候の中、「動く七夕提灯行列」では約2,300名の児童や保護者たちが元気に行進しました。「動く七夕提灯行列」は、ひがしね祭のメインイベントの一つである伝統の行事。この日のために、児童や各地区の子どもクラブ育成会、東根七夕まつり保存会の皆さんが準備したものであります。さらには、東根市議会や市企業連絡協議会、県立東桜学館高等学校の山車も参加し盛り上げました。友好都市である東京都中央区、北海道新得町、宮城県東松島市、災害相互援助協定を結んでいる愛知県豊山町の皆さんのほか、東京東根会や陸上自衛隊神町駐屯地司令、第20普通科連隊長などが観覧しました。
2日目は前日と違って天候に恵まれた中、「おどりの競演」が開催され、多くの市民の皆さんに加え、埼玉県朝霞市の朝霞関八連の皆さんなどが踊りを繰り広げました。ゲスト参加のKADOKAWA DREAMSや東京女子流がレベルの高いステージを披露。観客の中にはペンライトも出現するなど、大いに盛り上がりました。
そして、祭りに欠かせないのが神輿。今年も、参加団体で唯一の江戸前神輿である東鳳会、県内外の神輿愛好団体5団体で組織される山形連合に加え、東根市役所の若手職員も参加し3基のみこしが出演。こちらも大いに盛り上がりを見せました。
庁舎1階ロビーにソファを配置して休憩スペースを確保し、館内冷房も入れて解放したことも大好評でありました。また、シルバー人材センターや山形サンケン株式会社、パトラン山形の皆さんによる会場清掃にも感謝申し上げます。
話は変わりますが、7月30日に吉村美栄子知事が会長を務める県の地域医療対策協議会が開催され、北村山公立病院に来年4月から自治医科大学卒の医師1名の配置が決定されました。3年越しの要望の成果であり、この度の配置決定に感謝申し上げます。
現在、北村山公立病院の医師数は21名で、最も多かった時は38名でした。医師不足は深刻であります。特に勤務医の確保は、東北地方は雪という不利な条件のため、なおさら厳しいのであります。これからも、医師不足解消のため、国や県と力を合わせ粘り強く交渉を進めていかなければならないと思っております。