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市長さくらんぼ暑さ対策を急げ!!

 東根が最も輝く6月、第21回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会も終わり、さくらんぼ生産量日本一、さくらんぼの王様「佐藤錦」発祥の地を全国にPRするため、行政・農協・生産者とが、まさに三位一体となって販売に力を入れたところでありました。

 6月13日には豊洲市場において、私と市農協の松浦組合長がトップセールスを敢行。GI「東根さくらんぼ」品評会においてパック詰の部最優秀賞一席に選ばれた佐藤錦がこれまでで最高の1kg145万円で落札されました。昨夏の高温による双子果の被害はあったものの、まずまず順調なスタートを切りました。

 しかし、その後の異常な高温によりさくらんぼがしぼみ、収量激減の報があちこちから寄せられ、県全体で1万tを割り込む凶作となり、どこの産地も約4割の減となるようです。昨年は出荷が終わってから高温障害が発生したのですが、今年は収穫中の出来事であり、これは産地としてもはじめての経験でした。2年連続となった高温が当たり前の気候になってしまうのかわかりませんが、重要なのは暑さ対策だけは早急に確立しなければならないことです。

 これまで100年の歴史の中で、さまざまな障害を克服し今日の技術を確立してきたのですから、乗り越えられない事はない。今こそさくらんぼ生産県、山形県の総力を結集し、事に当たっていかなければなりません。

 平成13年、本市が県内自治体として初めて環境ISO14001の認証を受けた時、全地球的な問題を東根一市だけで立ち向かってもと、市民にからかわれる事もありました。このまま温暖化が進み、平均気温が1~2度上昇すればさくらんぼの生産の適地は北海道に移ってしまうかも知れないと警鐘乱打した記憶がよみがえってきます。

 さらにゼロカーボンシティを令和2年1月31日、国や県に先駆けて表明した東根市であります。さくらんぼ生産技術だけでなく、環境面でもあらゆる努力をしていかなければなりません。

市長2

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