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市長ひがしね祭盛況
勤務医の不足に今こそ対応

 ひがしね祭が8月10日・11日の2日間盛大に開催されました。令和元年以来、4年ぶりに制限を加えることなく行われました。今年の夏は連日の猛暑、当日も暑い日でしたが、雨の心配もなく、人出もコロナ禍以前とほぼ同じでありました。

 初日の「動く七夕提灯行列」は、東根七夕まつり保存会、子どもクラブ育成連絡協議会などの全面的な協力により、力強く行進、ひがしね祭独特の雰囲気が出ておりました。2日目は「おどりの競演」、「激突!!みこしと神輿」などが催されました。やはり夏祭りにはなくてはならないのが神輿であり、東鳳會、山形連合、東根市職員が参加、勇壮に練り歩きました。踊りは21団体が参加、特に今年は、カドカワドリームズの5人のプロダンスチームを招聘、観客の反応も一段と盛り上がりを見せていました。

 2日間の祭りの警備に当たられた村山警察署の方々はじめ、お祭りの前後に会場周辺の清掃に精を出していただいたシルバー人材センターやボランティアグループパトラン山形の皆さん、その他裏方で祭りを盛り上げて下さった各団体に敬意と感謝を申し上げます。観客動員数は初日60,000人、2日目90,000人の合計150,000人でした。

 ところで、県内の病院に勤務する医師が不足する状況が続いています。北村山公立病院の医師の数も例外ではありません。平成14年には最大38人いた医師が、今では21人に減っています。小泉内閣で行われた医師の研修の自由化が原因であります。それまでは大学病院には医局があり各々の医師の進路を決めていました。小泉内閣は聖域なき構造改革のもと、ボス医師をなくす、進路先は医師の自由意思にまかせることで、地方に勤務する医師が激減しているのであります。しかし、ここにきて明るい光が見えてきました。県地域医療対策協議会で報告された内容によると、県の貸与制度などを活用した東北医科薬科大学の卒業生などが新たに6人増え、従来の配置対象医師数は85人から91人になります。北村山地域9万人の命と健康を守る公立病院の医師の確保に不退転の覚悟で対応したいと思っております。県内高校の卒業者を対象とする山形大学医学部の地域枠が2024年度入学者選抜から新たに5人分新設され、現行の8人と合わせ13人になることも明るい材料であります。

市長2

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