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市長波乱の幕開け

 辰年の幕開けは能登半島地震が発生、東日本大震災以来の大きな津波が起こり、津波浸水190ヘクタールの被害、死者は222人、安否不明者22人(1月16日現在)という大惨事でありました。山形県内の各自治体からも職員を派遣しており、1月に東根市からも新潟県に住宅の危険度調査のため職員を派遣、2月にも石川県に保健師を派遣する予定です。亡くなられた方々のご冥福と被災された方々に心からお見舞い申し上げ、今後一日も早い復興を祈念申し上げます。

 翌2日、羽田空港で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突し、海上保安庁の航空機の乗員6人のうち機長を除く5人が亡くなりました。日本航空の機体は炎上しましたが、乗客乗員379人全員が脱出に成功。特に乗務員が日頃の訓練の成果を発揮し、短時間に全員が脱出に成功したことは、国内外の識者からも高く評価されました。有事を想定した備えや訓練の重要さは、自治体運営にも通じることであります。これを教訓に、本市においても再度、危機管理や防災意識を常日頃から持つことを職員とともに共有したところであります。

 ところで、今冬は暖冬ということが予想されていました。雪のない正月は過去にもありましたが、今年のように温度が高い日が続くのは珍しく、果樹産地である本市にとって、芽が動き出すのではないかと心配が尽きないのであります。地球温暖化の影響なのか、昨年の夏も猛暑で農作物に大きな被害があったばかりであります。そんな思いが天に通じたのか、原稿を執筆している本日、25cmの降雪があり、今年初めて除雪車が出動しました。まだまだ少ないのですが、心配事が杞憂に終わってくれればと思っています。やはり人間の生活は暦と共に四季の変遷に合わせて成り立っているのであります。

 今年は十二支の中で1番縁起が良いといわれている辰年であります。今年1年が皆様方にとって希望に満ちた飛躍の年であってほしいと念じます。

市長2

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